こんにちわ
ピラティスリフォーマーやピラティスチェアなども製造&販売をしている為、日ごろからピラティスに関するご質問なども頂きます
例えば、「ピラティスとヨガでは、どちらが姿勢改善に効果的ですか?」といった質問や「ピラティスって男性にもできますか?」といったもの。他にも「ピラティスをやると腹筋が割れますか?」だったり、「肩こりや腰痛は治りますか?」などなど
皆様、興味はあるけれど、「自分に出来るのかな?」といった気持ちや、「自分の悩みは改善するのかな?」、「他のエクササイズなどと比べて、どんな違いがあるんだろう?」といった疑問点をお持ちの様です
その為、本日はピラティスやピラティスで得られる効果について、お伝えしていきます
ピラティスについて
先ずは「ピラティス」について、簡単に説明をさせて頂きますと、「ピラティス」というのは、創始者であるジョセフ・ヒューベルトゥス・ピラティス氏の名前になります
日本では、当初フィットネスクラブを中心に流行し、モデルや女優の方などが行っているのをメディアで目にして、ピラティスの存在を知った方が多い為、女性が行っているイメージをお持ちの方も多いかと思いますが、創始者のピラティス氏は男性になります
また、負傷した兵隊のリハビリテーションとして生まれたことから、老若男女問わずに行って頂けるエクササイズです
そしてピラティス氏は、自らのエクササイズの事を「ピラティス」とは言わず、自らの身体と心をコントロールする学問であるとして、「コントロロジー」と名付けて行っていました
ピラティスの歴史などについて、詳しく知りたい方は、コチラをお読みくださいませ
ピラティスにも様々な流派が存在する
また、「ピラティスは〇〇に効果的ですか?」と聞かれる事が多いのですが、ピラティス氏が亡くなった後、様々な流派が生まれており、同じ「ピラティス」という名称を使っていたとしても、行っていることは協会や団体によって様々だったりします
その為、一概に「ピラティスが〇〇に効果的」とは言えない、というのが正直な所なんです
更に言えば、ピラティス指導者の方のレベルも様々ですので、同じ流派のピラティスを学び、同様の資格を持っているからといっても、「〇〇ピラティスであれば○○に効果的」という事も難しいのが現状です
そして、ピラティスを教えられるということと、人の身体を良く出来るということは、必ずしもイコールではない為、もしピラティスを始めてみようかなと思ったら、そのインストラクターさんやスタジオが書いているブログやSNSなどでの発信内容を見て、自分が叶えたいと思っている事が、叶えられているのか?といったことを確認してみると良いかもしれません
もし、先ずは動画などを見ながら初めてみようかな?と考えている方は、いきなり雑誌やSNSで見掛ける様なエクササイズは、ピラティスをスタートする時には、向いていない場合が多い為、以下の記事をご覧くださいませ
ピラティスの特徴とメリット
ピラティスの特徴としては、先述の様にリハビリテーションから生まれている為、老若男女、誰もが行いやすいということと、仰向けだったり、うつ伏せだったり、四つ這いだったりと、様々な姿勢でエクササイズを行う為、身体中に存在するセンサーを活性化しやすいことが上げられます
私達の姿勢や動きをコントロールしているのは、「脳みそ」になりますので、ピラティスのエクササイズを行う事で、身体中に存在するセンサーからの刺激により、脳が活性化をしたり、機能が向上をすることで、姿勢や動作の改善が考えられます
そちらについては、こちらに詳しく書いてありますので、ご確認くださいませ
ピラティスとダイエット
そして、女性から頂く質問で多いのが、「ピラティスをやれば痩せますか?」です
ピラティスを行う事で、スタイルはキレイにはなりますが、ピラティスだけでは痩せはしません
なぜかというと、もの凄いシンプルで、ピラティスの運動強度は「ストレッチ」と同じ程度なんですね
その為、ピラティスはエネルギー消費に向いたエクササイズではない為、ピラティスを30~60分行っただけでは、80~160Kcal程度しかエネルギーは消費しない為、「痩せる」という効果はほとんどありません
しかし、ピラティスによって呼吸が改善したり、エクササイズを通して肋骨の位置が整う事で、アンダーバストが細くなったり、姿勢や筋肉のバランスも整い、見た目としてはキレイになることが多く見られます
詳しく知りたい方はコチラをご覧くださいませ
肩こりや腰痛などにピラティスは効果的か?
こちらに関しましては、ピラティスを行えば、必ずしも肩こりや腰痛が治る訳ではありませんが、間接的に効果があるとは考えられます
3ヵ月を超えて続く様な腰痛や肩こりなど、そもそも「慢性的な痛み」というのは、身体的なストレスだけではなく、心理的なストレスや栄養、睡眠、呼吸など、多くの要因によって起こります
その為、慢性的な痛みを改善しようと思ったら、栄養や睡眠へのアプローチ、呼吸の改善、ストレスコーピングなどをはじめ、多角的なアプローチが必要となります
それと同時に、やはり姿勢が崩れていれば、身体への身体的ストレスは大きくなりますし、適度に運動をすることで、心理的なストレスの緩和などにも繋がります。例えば、ピラティスを行い、頭が前に出ていた姿勢が改善をされれば、首や肩に加わる負担は減りますし、動いて汗をかいて、気持ち良い~となれば、心理的なストレスの緩和にも繋がります
更に言えば、ピラティスを通して身体中のセンサーが働き、脳を活性化する事で、痛みを抑制する経路なども働く様になりますので、慢性的な痛みの改善には効果的であると考えられます
上記の様に、やり方次第ではありますが、ピラティスによって様々な効果が得られると考えられますので、ぜひライフスタイルの中に取り入れてみてはいかがでしょうか?
ピラティストレーナー養成コースや、身体に関する学びについては『Pilates As Conditioning Academy』もご覧ください
https://pilates-as-conditioning.com/