カラダのお悩み

ピラティスにダイエット効果はあるのか?

 こんにちわ

本日は、こちらも誤解されることの多い、ピラティスのダイエット効果について書いていきたいと思います

ダイエットの定義

 先ず、ダイエットの定義について考えていきたいと思います

一般的には、体重や体脂肪の減少や見た目が細く見える様になるということも含んだ、かなり大きな概念として使われていることが多いのではないでしょうか?

ちなみに、厚生労働省のe-ヘルスネットには、以下の様に記載されています

食事の量を制限したり、エクササイズや運動をしたりして減量すること。
極端な摂取制限は、リバウンドの恐れがあるだけでなく健康に害を及ぼす。

本来、英語の「diet」は日常的な食事・食べ物を意味します。日本では食事の量や種類を制限する食事療法のほかに、エクササイズや運動をして減量し、痩せた体型を目的とする「痩身」と同義に使われています。

e-ヘルスネットより

https://www.e-healthnet.mhlw.go.jp/information/dictionary/metabolic/ym-090.html

ピラティスのダイエット効果

 ピラティスによるダイエットの効果について、上記の定義をもとに考えていくと、効果は半々といった感じです

 どういうことかと言うと、体重や体脂肪の減少に対して、ピラティスは効果的ではありませんが、見た目の引き締めやスタイルの改善には効果があると考えられるからです

ピラティスが体重や体脂肪の減少に効果的では無い理由

 体重や体脂肪の増減について考えると、食事の質や食事の摂るタイミングなど、様々な要素はありますが、基本的にはエネルギー収支によります

 摂取するエネルギーの量と消費するエネルギーの量を比較した場合、皆さんご存知の様に摂取したエネルギーの方が大きければ、基本的には増加し、消費エネルギーの方が大きければ減少していきます

 その為、ピラティスがエネルギー消費の大きい運動であるならば、ダイエットに効果的と言えますが、ピラティスはエネルギー消費が大きいエクササイズではありませんので、他のトレーニングなどを行った方が効果的です

 具体的な数値を交えて考えていくと、トレーニングなどの運動強度を表すものとして、METs(Metabolic Equivalents)というものがあります

安静時の代謝量を1とした場合、日常での普通の歩行は3メッツ、ウォーキングは4.3メッツ、ゴルフは3.5~4.3メッツといった感じで、代表的な身体運動毎に設定がされています

そして、エネルギー消費量を求める場合は、以下の計算式になります

エネルギー消費量の計算式

METs×運動時間×体重=消費カロリー

 その為、運動時間と体重が同じならば、運動強度にあたるMETsが大きければ大きいほど、消費カロリーも増加しますので、体重や体脂肪の減少には向いています

ピラティスの運動強度とエネルギー消費量

 それでは、ピラティスの運動強度はどれくらいなのか?というと、じつは3メッツになりますので、日常で普通に歩いているのと同じなんですね

 その為、体重55㎏の方が、1時間のピラティスレッスンなどに参加をしたとしても、以下のカロリーしか消費しません

3メッツ×1時間×55㎏=165Kcal

 もちろん、ピラティスのどういったエクササイズを行うのか?によっても変わりますが、仮に「スネーク&ツイスト」や「フロントプランク」などの、少し強度が高めのエクササイズを中心に行ったとしても、「自体重を使った軽い筋力トレーニング」が3.5メッツになりますので、以下のエネルギー消費が考えられます

3.5メッツ×1時間×55㎏=192.5Kcal

 それに対して、118m/分のスピードでのランニング、およそ1km約5分20秒、時速約11㎞/hくらいのランニングの場合、11メッツになりますので、上記くらいのスピードで1時間ランニングをすると、以下の消費量になり、ピラティスの約3倍のエネルギー消費です

11メッツ×1時間×55㎏=605Kcal

上記のことからも、ピラティスが体重や体脂肪の減少に向いている訳では無いことが分かります

各運動や生活活動の強度を知りたい方は、以下の厚生労働省のサイトをご覧ください

厚生労働省 「運動基準・運動指針の改定に関する検討会 報告書」

https://www.mhlw.go.jp/stf/houdou/2r9852000002xple-att/2r9852000002xpqt.pdf

 体重や体脂肪の減少を目的として、ピラティスが良いのでは?と考えている方の場合、消費カロリーが多いものではりませんので、その為にピラティスを行う事は、おススメしません

 ただ、いきなり消費カロリーが多いからといって、一般の方がランニングから始めたりすると、体重や体脂肪は落ちたとしても、ランニングによって、ももの外側の筋肉を過剰に使ってしまい、もも周りがパンパンに張ってきたということがよく見られます

 ダイエットの為にピラティスを活用する場合、エネルギー消費の為ではなく、姿勢や動作を整えたりする為に活用して、いわゆる身体や運動の土台を創り、それからエネルギー消費の多いエクササイズを併用したり、食事や栄養面の見直しを行う事がおススメです

ピラティスによる姿勢改善についてはコチラ

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 また、スタイルをキレイにする為にピラティスを行うのであれば、1人1人身体の状態が異なりますので、先ずはパーソナルピラティスを受け、それからグループレッスンなどを活用する方が効果的です

 また、ダイエットの為にパーソナルピラティスを受ける際は、いきなりエクササイズを行うのではなく、最初にカウンセリングを通して、現在の身体の状態や目標、目的などについて話を聞き、姿勢や動きの評価などを行った上で、あなたに合わせたピラティスを提案してくださるトレーナーやインストラクターの方を選ぶことをおススメします

 

ABOUT ME
Toshio Kobayashi
Toshio Kobayashi
imok株式会社(アイモック)代表取締役/猫背改善専門スタジオ「きゃっとばっく」代表。  トレーナーとして活動をしながら2008年、2009年にアメリカへピラティスの研修を受けに行き、マスタートレーナーの認定を取得。その後、2010年に医療系国家資格を取得。  現在はスタジオの経営、メディアの監修及び出演、全国での研修及び講演、ピラティスリフォーマーの製造及び販売をしながら、姿勢&機能改善、パフォーマンスアップ専門のトレーナーとして、世界中に「I am OK You are OKな人」を増やす為に活動中。