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ヘルスリテラシーの向上&健康経営(一般の方向け)

股関節の構造は十人十色

こんにちは。

imok株式会社で活動している理学療法士の中北貴之です。

本日は股関節についてお話いたします。

股関節とは

股関節は骨盤と大腿骨で構成されています。

TVや雑誌などのメディアで「股関節は大切です!」といった内容を、見たり聞いたりしたことが一度はあるのではないでしょうか?

まさしく、股関節は様々な場面で大切な役割を担う関節です。

例えば「ベッドから起き上がる→立ち上がる→歩く→便座に座る」といった、朝起きてからトイレに行くという一連の行動においては、痛みなどで股関節が上手く機能していないと非常に不便になります。

なぜなら、股関節は上半身と下半身を”つなぐ”関節だからです。下半身の力を上半身に上手く伝達するために、股関節は重要なつなぎ役となります。

日常生活動作だけではなく、スポーツの場面でも股関節は重要な役割を担っています。

例えば、ゴルフなどの回旋スポーツの場合は股関節がしっかりと回旋することが大切で、股関節が上手く動かないと腰や膝に負担が掛かります。適切に股関節の回旋を行うためは、股関節の構造的な特徴を踏まえたフォーム作りをすることが重要になります。

股関節の構造の特徴

股関節には”前捻角という構造的な特徴があります。

股関節の前捻角とは

前述の通り、股関節は骨盤と大腿骨から構成されています。大腿骨を上から見ると、少しだけ前方に捻じれた状態で骨盤にくっつきます。この前方への捻じれのことを”前捻角”といいます。

通常では15度前後の前捻角がありますが、この前捻角は人によって違いがあり、前捻角が大きすぎる状態を”過度前捻”、前捻角が少ない状態を”後捻”といいます。

この前捻角の違いによって「内股」や「ガニ股」になりやすくなります。

過度前捻だと大腿骨が前方に出過ぎてしまうため、バランスをとるために「内股」になりやすくなります。反対に後捻だとバランスをとるために「ガニ股」になりやすくなります。

一般的な”股関節がまっすぐな位置”というのは通常の前捻角をもとに定義されていますので、過度前捻や後捻がある方にとっては”真っすぐな位置ではない”ということになります。

例えば、通常よりも10度”後捻”の方にとっての一般的な真っすぐな位置は、10度内股にしているのと同じ状態になりますので、その角度でしゃがんだり回旋したりすることはとても窮屈です。

そのため、10度”後捻”がある方にとっては、10度ガニ股の位置が真っすぐな位置になります。

前捻角と回旋動作

ゴルフを例に具体的に考えてみると、”後捻”の方の場合は両足を平行に構える、いわゆるパラレルスタンスをとっていると、股関節のポジションとしては内股で立っているのと同様になります。

そこから回旋運動を行おうと思っても、既に股関節を内側に捻っている状態から更に内側に捻る動きが求められる為、股関節での回旋運動が難しく、膝関節や腰椎部での代償動作が出やすくなると考えられます。

その為、”後捻”の方の場合は足をパラレルスタンスで立つよりも、つま先を少し外側に向け、前捻角に合わせてややガニ股で構えた方が回旋運動はスムーズになると考えられます。

それでは、どのようにして”前捻角”を評価しているのでしょうか?

エックス線撮影によって評価することが最も正確な評価となりますが、簡易的には股関節の回旋角度を評価することで推測できます。しかし、ご自身で評価することは困難ですので、専門家の方に評価してもらうことが現実的な方法かと思われます。

本日は股関節の構造的な特徴の一つである”前捻角”を中心に、股関節の構造は十人十色であるというお話をいたしました。

ゴルフをしている方や、筋力トレーニングでスクワットやレッグプレスなどを行っている方は、股関節の角度(つま先の向き)はとても大切ですね!

最後までお読みいただき、ありがとうございました。

imok株式会社

中北貴之

ABOUT ME
中北貴之
中北貴之
理学療法士/imok Technical Director/大手フィットネスクラブにて活動後、痛みを抱えているお客様をサポート出来る様になりたいと、理学療法士の学校へ進学。卒業後は理学療法士として整形外科クリニックへ勤務。理学療法士として活動をしながら、トレーニングやコンディショニングの学びを続け、2018年4月よりimok株式会社へ参画。治療からコンディショニング、パフォーマンスアップまでを行えるコンディショニングコーチとして幅広く活動中。