こんにちは。
imok株式会社の千野ひとみです。
社会現象となっている「鬼滅の刃」。
今日は、劇場版「鬼滅の刃」無限列車編から、睡眠のメカニズムを考えていきたいと思います。
※私の一方的な解釈となりますので、あらかじめご了承下さい。
あらすじ
劇場版「鬼滅の刃」無限列車編は、吾峠呼世晴原作によるアニメ映画作品であり、同氏の描いた「鬼滅の刃」54話から66話までの内容を映画化したものです。
時は大正時代。
人食いの怪物・鬼に家族を殺された少年 竈門炭治郎(かまど たんじろう)は、生き残ったものの鬼にされてしまった妹の禰豆子(ねずこ)を人間に戻すため、鬼を狩る組織「鬼殺隊」の一員となります。
幾多の戦いを経て成長した炭治郎は、新たな任務を与えられ、同期の戦友である善逸(ぜんいつ)と伊之助(いのすけ)、そして鬼殺隊最強の剣士の一人煉獄杏寿郎(れんごく きょうじろう)と共に、鬼が潜むと噂される列車へと乗り込みます。
そこで待ち受けていたのは、鬼の中でも強大な力を持つ十二鬼月の一人、魘夢(えんむ)。魘夢は、「眠り鬼」とも呼ばれ、人間を眠らせ、自在に夢を見させることができるんです。
最初に見る幸せな夢は、ノンレム睡眠?!
鬼・厭夢(えんむ)は、鬼殺隊を殺すために血鬼術をつかって炭次郎たちを眠らせ、幸せな夢を見させます。
炭次郎には、死んでいるはずの家族との平穏な日々、善逸には想いを寄せる禰豆子とのデート、伊之助には炭治郎たちに親分と慕われながらの冒険、そして杏寿郎には、父や弟との日常。
そして、それぞれの夢の中に入り込み、「無意識領域」にある「精神の核」を破壊しようとする人間たち。
炭治郎の無意識領域は、あたたかくて済み渡った水面と青空でしたね。


睡眠と覚醒を繰り返す
そんな状態から、炭治郎は、この世界は夢だと気付きます。
そして、夢から出る方法を探している時に亡き父親が現れ、彼からの助言により、自らの首を切り、現実世界へと戻ります。ついに覚醒ですね!
ですが、厭夢は再び、炭治郎に夢を見させます。
今度はとても残酷な夢。
兄弟たちは「僕たちが殺されている時、お兄ちゃんは何をしてたの?」、お母さんは「あなたが死ねば良かったのに」という言葉を浴びせます。
ですが、炭治郎は「家族がそんなことを言うはずはない!」と、全く動揺することなく覚醒し、逆に、「俺の家族を侮辱するなぁ!」と激怒し、厭夢の首を切り落とします。
いやー、家族への信頼と愛を感じ、泣けてきますね・・・
そして、炭治郎は鬼の首を切り落としますが、全く手ごたえがありません。実は、厭夢は列車まるごとを自分の体にしており、先程までの姿で首だと思っていた部分は本当の首ではなかったのです。
確かに、ここで終わりだと短いよなーと思ったんです。

ここでやっと、伊之助と煉獄さん、善逸も目覚め、禰豆子含め全員で鬼と戦います。
伊之助の嗅覚の鋭さから、厭夢の首の本当の場所を突き止め、炭次郎とともに倒しにかかります。
ここで再び炭治郎は、覚醒と睡眠の行き来をします。
至る所にある厭夢の目を見てしまうことで眠らされますが、眠っていても明確な意思をもつ炭治郎は夢の中で自決をし、再び覚醒します。

そしてついに、厭夢の首をとります。
煉獄さん、善逸、禰豆子の活躍のおかげで列車の乗客は全員助かり、炭治郎は安堵します。
ですが、この後、上限の参「猗窩座(あかざ)が現れ、煉獄さんと戦いを繰り広げ・・・
最後の感動シーンへとつながります。
睡眠と覚醒のバランスを崩れさせるもの
私たちは、様々なものの影響により、睡眠を覚醒のバランスが崩れます。
現代社会では電気があることにより、何時まででも仕事ができてしまいます
仕事に追われ、時間を確保するためには睡眠か食事の時間を削るしかなくなります
スマートフォンを見続けることにより脳は働き続け、一向に眠れなくなります
ストレスや栄養不足、運動不足から、身体の機能は適切に働かず、自律神経のバランスが崩れます
その他にも、眠れない理由を見つけては、私たちは睡眠時間を削ってしまいます。
そして、「無意識領域」である脳幹の機能が低下してしまうと、筋肉の緊張や自律神経のコントロールがうまく働かず、交感神経が優位に働いてしまうといったことが考えられます。
健康でいるためには、睡眠と覚醒のバランスが大切ですね。
番外編
- 煉獄さんが最後まで起きなかったワケ
柱である煉獄さんが目覚めるのが遅くなった理由は、眠る前に食べていたお弁当の影響かなと思いました。
ご飯には、眠る時に必要な栄養素トリプトファンを脳に届けるという働きがあります。
そのため、他の鬼殺隊のメンバーよりも眠りが深かったのかもしれません。
以上、鬼滅の刃から見る、睡眠のメカニズムでした。
最後までお読みいただき、ありがとうございました!
※再度お伝えしますが、あくまでも、個人の勝手な解釈となりますので、ご了承下さい。