トレーナービジネス

ミッションと現場の繋がり

こんにちわ

本日は、ミッションと経営判断や日々の現場との一貫性や生かし方について、私なりの考え方を書いていきます

前回の内容をお読みでない方は、先ずはこちらをご覧くださいませ

https://imok-academy.com/philosphy-mission-vision/

社長室に飾られた言葉では意味が無い

そもそも弊社の様な超零細企業に社長室はありませんが、一昔前の企業になると、社長室に「社是」や「経営理念」などが書かれたものが、額縁に入って飾られていたりしますよね

 そして、いわゆる朝礼などで、経営理念を唱和をしたりする様が、島耕作シリーズで見受けられたかと思います

 しかし、ただ額縁に入れて飾ってあったり、唱和をするだけならば、わざわざ明文化をする意味はなく、チームの目指すべき方向性を分かりやすく明示し、日々の判断の基準や行動の基準となるなど、実際の生活に落とし込まれることが大切だと考えています

ミッションが定める事業領域とやり方

 弊社のミッションの以下の一文には、「What?=何をするのか?」という事業の領域が定められています

「美と健康とパフォーマンスアップに関して」

 弊社は、「I am OK You are OK」な方を増やす為に、「美と健康とパフォーマンスアップ」に関わる領域において行動をします!と定めている為、単純に「儲かる」などの理由によって、スマホでオンラインゲームを開発しよう!と、したりすることはありません

 なぜこの領域なのか?というと、弊社はトレーナーカンパニーであり、運動指導者、医療従事者、栄養などの専門家が集まる企業であり、自分達が得意で高い価値を提供でき、社会に貢献出来る領域は何か?ということを考えた結果です

 その為、弊社の事業として、社員が何かを新たに始める場合は、先ず上記の美と健康とパフォーマンスアップに関わることなのか?ということを確認していきます

 それと同時に、「How to?=どの様なやり方で?」という方法も定めており、それが以下になります

  1. ワクワクする知識の提供
  2. 自らやりたくなる運動サポート
  3. 実践したいと想えるライフスタイルの提案

 その為、黒板に教科書に書いてあることを板書する様な、興味が持てない知識の提供を行うのではなく、どうやったら目の前のお客様がワクワクする様に伝えることが出来るか?

 人に無理やりやらされたり、今日は行きたくないな~と思いながら、ジムやスタジオにお越し頂くのではなく、どうやったら通いたい、動きたいと自然と想って頂けるか?などを考え続けています

行動を変容する為に大切なことは?

 

なぜミッションにおいて、上記の「やり方」を定めているのか?というと

多くの方は、現状の自分自身に何かしらの不満を抱いていたり、理想の自分や理想の生活と現状の間に大きなギャップが存在する為、「I am OK You are OK」な状態ではない事がほとんどです

 しかし、そうした状態というのは、過去のライフスタイルの積み重ねによって、出来上がっている為、理想の状態に近づく為には、現在の行動を変容する必要性があります

 また、美と健康とパフォーマンスアップというのは、一朝一夕で得られるものではありませんし、他者から与えられるものでもありません。自らが一定の期間にわたって行動を継続することが前提になります

その為、目標に向けて人が行動を変容し、目標を叶える為には何が必要か?ということを考えると、以下の様になります

注意を向ける→知識を得る→考え方&行動が変わる→習慣が変わる→身体や生活が変わる

 学習の前提条件から考えても、「注意」というのが重要なポイントになりますが、相手が興味を持っていることに合わせて、ワクワクする形で情報を伝える努力をしなければ、相手の記憶には残りませんし、考え方や行動が変わる事も起こりにくいですよね

ミッションを現場に落とし込む

そして、お客様にトレーニング指導を行う時や、先輩が後輩に対して研修を行う時も、単純に正しい情報を伝えるだけではダメで、相手がワクワクする形で伝えられたかが重要になります

 その為、研修を行う際も、ただ「知識が豊富なトレーナー」を育成するのではなく、同時にその知識を相手の動因(目的や欲求)や興味を持っているものと関連付けて、どの様にワクワクする形で伝えるのか?といった、話し方やプレゼン能力を高めることが求められますよね

 上記の様にミッションを通して基準が明確になっていることで、ミッションに則った行動なのか?という軸で判断が出来る為、行動の方向性や判断基準が明確になりますし、上司や社長などの肩書きや年齢、社歴などに関係なく、是々非々の徹底が行いやすくもなります

 経営者として、自然と日々の仕事の中で社員が口にし、行動を出来る様な環境を設定していきたいと思います