トレーナービジネス

経営理念とミッション、ビジョンについて

 こんにちわ

imok株式会社の小林俊夫です

本日は、経営理念やミッション、ビジョンについてお話させて頂きます

職業選択と想い

トレーナーなどの運動指導者や医療従事者として、長く活動をしていく為に何が大切か?ということを考えると、先ずは自分の中の想い明確にし、方向性を定め、軸を創る事だと考えています

 長時間労働から長期間労働へと変わり、仮に体育系の専門学校を20歳で卒業をしたら、そこから50年くらいは働く訳です(ベーシックインカムが出来たり、今とは制度が変わり、働きたい人だけが働く世の中になっているかもしれませんが)

 もちろん、トレーニング指導をするだけがトレーナーという訳ではなく、様々な価値提供の仕方が考えられますが、その際、自らの軸が定まっていないと、選択や行動に一貫性を失い、自らの活動に迷いが生じたり、信頼や信用を失う事にも繋がります

 少し話は変わりますが、日本にはどれくらいの職業が存在するか、ご存知でしょうか?

 労働省編職業分類では、日本に28,000以上の職業があると書かれており、その中で、わざわざトレーナーやインストラクター、理学療法士などの職業を選択した訳ですから、多くの方は何かしらの「想い」というものを持っている方がほとんどかと思います

 その為

なぜ自分はトレーナーになったのか?

トレーナーになって何をしたいのか?

ということを先ずは自問自答し、自らの想いを明確にし、文章化していくことをおススメします

想いを明文化することの重要性

1人で活動をしている時は、自分の中で漠然と持っていた上記の様な想いが文章化されていなくても、そこまで問題は無かったかもしれません

 しかし、社員を雇用したり、何かのプロジェクトを起ち上げ、チームの代表として活動をしたりする際に、根本となる想いや目指すべき方向性を、誰が見ても分かりやすい形で共有しておくことが大切です

そうすることで、判断の軸となるべき基準が生まれ、意思決定や行動に一貫性がもたらされることが考えられます

 また、日本コカ・コーラやジョンソン・エンド・ジョンソンなどをはじめとしたグローバルカンパニーで、社長職や副社長職を経験された新将命氏の書籍の中でも、以下の一文が記されており、単なるキレイごとではなく、利益という観点からも重要です

アメリカの研究機関で、企業理念のある会社とない会社の20年間の経常利益額を比較したとき、ある会社はない会社に対して約2倍強の差をつけた。経常利益率で比較した場合には、4倍近くの差がついたという。

経営者が絶対に「するべきこと」「してはいけないこと」 新将命著 より

経営理念、ミッション、ビジョンとは

ビジネス書などを開けば、見掛けることの多い、経営理念やミッション、ビジョンとは何なのでしょうか?

 様々な考え方がありますが、私は以下の様に考えています

経営理念:想い

ミッション:想いを叶える為の行動

ビジョン:行動を通して得たい結果や世界観

例えば、弊社の場合は以下の様になります

imok株式会社 経営理念、ミッション、ビジョン

imokロゴ

経営理念:世界中に「I am OK You are OK」な人を増やしたい

ミッション:美と健康とパフォーマンスアップに関して、①ワクワクする知識の提供、②自らやりたくなる運動サポート、③実践したいと想えるライフスタイルの提案を通して、世界中に「I am OK You are OK」な人を増やす

ビジョン:スタッフも物心共に満たされ、「I am OK You are OK」な人で溢れた世界

 なぜこの様な考え方に至ったのか?ということを簡単に説明すると、トレーナーとして10年ちかく活動をしていた時に、「なぜお客様は、貴重な時間とお金を使って、パーソナルトレーニングを受けるのか?」といった疑問を持ったのがきっかけです

 「腰の痛みを改善したい」

 「お腹周りを引き締めたい」

 「ゴルフの飛距離を伸ばしたい」

 「いつまでも旅行を楽しむために、筋力を付けたい」

 

 何千人というお客様の目的や欲求を伺ってきましたが、具体レベルで見ていけば、お客様によってそれぞれ異なりますが、突き詰めていくと

「幸せになりたい」

ということにいきつくのでははないか?と

 

 そして、「幸せとはどの様な状態なのか?」ということを、自分なりに考えていった結果、「I am OK You are OK」な状態であり

言い換えると、「自分のことが好きで、他者も尊重できる状態」となり

現在の経営理念やミッション、ビジョンが生まれています