こんにちは。
imok株式会社の千野ひとみです。
現代人にとって、マグネシウムはとても大切というお話をしていますが、実はPMS(月経前症候群)とも関わりがあるんです。
女性にとっては、大きな悩みであるPMS。
この症状を軽減することができるかもしれないマグネシウムの作用について見ていきましょう。
PMS(月経前症候群)とは
PMS(月経前症候群)とは、月経前3~10日間続く、精神的あるいは身体的症状で、月経開始とともに軽快ないし消失するものを言います。
具体的な症状としては、下記のようなものがあります。
・些細な事でもイライラする、人に当たってしまう
・精神的に不安定になる、悲しくないのに泣きたくなる
・憂鬱な気分になる
・ぼーっとする
・集中できない・・・・など
・下腹部の張りや痛み
・頭痛、腰痛
・肌荒れ、ニキビ
・体重増加
・眠気を感じる、なかなか眠れない
・乳房の張り、痛み・・・・など
このような症状はごく一部であり、不調の感じ方は人それぞれです。
「ベッドから一歩も動けない」「無気力で何もする気が起きない」「子どもにキツくあたってしまう」「浮腫みがひどい」・・・など、とても辛い症状であるにも関わらず、解決策もわからず、時には自分を傷付けてしまうことすらあるかもしれません。
PMSだけでなく、生理痛も含め月経に関する症状を抱えている女性はとても多いです。
月経との関わりに気が付いていない方もいるかもしれません。
一方で、症状を軽視しがちな方も多いために、周囲の理解を得られず悩みを相談できずに苦しんでいる方がいるかと思います。
不安な方は、是非一度産婦人科への受診も検討してみてくださいね。
PMSとマグネシウムとの関係とは
多くの女性が悩んでいるPMSですが、PMSの原因の一つとしてマグネシウム欠乏が考えられるんです。
ある研究では、PMS患者105人を対象にした試験で、PMS患者は正常な女性群よりも赤血球マグネシウム値が有意に低いという結果が出ています。
Ann Clin Biochem. 1986 Nov;23 ( Pt 6):667-70.
さらに、世界的に有名なアメリカ人医師・Dr. Russell Marzによる食事調査では、PMS女性の栄養状態が以下のように明らかになりました。(「Medical Nutrition from Marz 2nd Edition」より)
- 精製糖の量が275%も高い
- 精製炭水化物の量が67%も高い
- 乳製品の量が79%も高い
- ナトリウムの量が77%も高い
- マグネシウムの量が77%も低い
- 鉄分の量が53%も低い
- 亜鉛の量が52%も低い
マグネシウムの効果を高めるためのビタミンB₆
マグネシウムだけではなく、ビタミンB₆との併用により、さらにPMS症状の軽減につながるという研究結果もあります。
イランのイスファハン医科大学で、平均年齢30歳前後のPMS女性150人を対象に行われた研究です。
Iran J Nurs Midwifery Res.2010 Dec;15(Suppl 1):401-5.
3つのグループに分け、2回の月経に渡り聞き取り調査が実施されました。
グループ1:マグネシウムのみを投与
グループ2:マグネシウムとビタミンB₆を併用
グループ3:プラセボ薬(偽薬)を投与
すると、グループ2のマグネシウムとビタミンB₆を使用したグループに有意な改善が見られたということです。
ビタミンB₆は、にんにくやピスタチオ、海苔やレバー、ぬか漬け、パプリカなどに多く含まれます。
このように、栄養面からPMS症状が軽減、改善したという報告は数多く存在します。
毎月やってくる月経に伴い、PMS症状のある女性はとても辛い時間を過ごしていると思います。
薬を服用している方も多いと思いますが、栄養面からも改善することができるかもしれません。
マグネシウムは、食品からだけでなく、入浴剤として肌から吸収することも可能です。
是非、できることから始めてみてください。
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