カラダのお悩み

ピラティスチェアで足の悩み改善

 こんにちわ

「足の悩み」などで検索をかけると、様々なアンケート調査が表示をされますが、多くの方が「足の悩み」や「足のトラブル」を抱えていることが分かります

そして、そうした足の悩みの改善方法として、選択されているのが「靴の選び方を変える」ことだったり、「オーダーメイドのインソール」を創るなどが上位にあげられています

もちろん、自分に適した靴を選ぶことは重要であり、自分にあったインソールを作成して、サポートする事も素晴らしいことなのですが、それと同時に、エクササイズを通して、足のアライメントを調整したり、アーチを保つ筋肉を活性化したり、足から感覚の入力を行う事も重要なポイントです

ピラティスチェアは足のお悩み改善に効果的

そんな時に、ぜひおススメしたいピラティスの器具が「ピラティスチェア」になります

これは椅子にペダルとスプリングが付いた、椅子型の運動器具になりますが、足にアプローチをするのに、とっても効果的なんですね

なぜ効果的なのか?というと理由は様々ありますが、大きくは以下の3つ

  1. 距骨下関節の調整に効果的
  2. 足部内在筋を活性化しやすい
  3. クロスサポートメカニズムを活性化しやすい

ピラティスチェアによる距骨下関節の調整

自然と立った時に、本来、最も体重が加わるのが踵になりますので、この踵のポジション、言い換えると距骨下関節の位置がズレてしまっていると、その上にのっている脛骨や大腿骨、骨盤などにも影響を与えますし、踵骨や距骨の前に接している舟状骨や立方骨などにも影響を与えます

 更には、街中を歩く女性に見られやすい、距骨下関節回内位の場合、足全体が緩みの位置となり、骨や関節が動きやすくなりますので、その状態で日々の生活を過ごしていると、足の歪みを助長する可能性が高いですよね

その為、足の悩みを改善する上でも、姿勢を整える上でも、この距骨下関節の位置を整える事が重要になります

弊社のピラティスチェアでは、以下の写真の様に、回内-回外方向へフットペダルと呼ばれる部分を動かせることにより、回外へ誘導をしたり、感覚入力を行う事が出来ます

それにより、距骨下関節を本来の中間位に改善出来る様にしていきます

足部内在筋の活性化

 足部の定義を再確認しておくと、脛骨と腓骨より遠位の部分が足部になります

この足部の中に起始と停止がある筋肉を足部内在筋。それに対して、足部の外に起始があり、足部の中に停止がある筋肉を足部外在筋と言い、前者の代表的なものとしては、拇趾外転筋や短趾屈筋などがあり、後者だと長腓骨筋や後脛骨筋などが上げられます

 足のアーチやアライメントを保つ上で、拇趾外転筋を代表とした足部内在筋が重要な役割を担っていますが、この足部内在筋を活性化する為の効果的な方法の1つとして、片脚立位での姿勢制御などが考えられます

 

通常の片脚立位になると、バランスを保つのが難しく、日頃運動習慣が無い方や中高年の方では、エクササイズの実施の難易度が高いと考えられますが、ピラティスチェアでは上記の写真の様に、両サイドにハンドルが付いている為、バランスが保てなくなりそうな時は、スグに掴まる事が出来る為、安全に足部内在筋を活性化することができます

 上記の写真のエクササイズでは、立脚にあたる左足の内在筋を活性化しつつ、右脚は後脛骨筋や腓骨筋、ひらめ筋などの外在筋も活性化しています

クロスサポートメカニズム

足のアーチを保つ重要な機能の1つに、クロスサポートメカニズムと呼ばれるものがあります

これは主に、後脛骨筋が内側から足の裏を通って外側に付着し、腓骨筋群が外側から足の裏を通って内側に付着をすることで、足の裏で両方の筋肉がクロスして、アーチを上に引っ張り上げる様に働くメカニズムのことです

その為、足のアーチを保つ上では、後脛骨筋や腓骨筋を活性化したり、両者のバランスが重要になりますが、以下のレッグパンプスと呼ばれるエクササイズを通して、それらの筋肉をバランスよく活性化することが出来ます

また、多くの方の場合、前足部が回外して上手く腓骨筋を使えず、小趾球荷重で行いがちですが、そうした方の場合、始めはフットペダルを母趾球側に誘導して何度か行い、それからペダルをニュートラルに戻してから行うことで、腓骨筋の促通やアライメントの改善に効果的です

他にも色々とありますが、ピラティスチェアは足部や下肢の機能改善にとっても効果的ですので、ぜひお試しくださいませ

ピラティストレーナー養成コースや、身体に関する学びについては『Pilates As Conditioning Academy』もご覧ください
https://pilates-as-conditioning.com/