機能解剖学&運動生理学

消化器とは③ 〜消化器の運動 咽頭から食道編〜

咽頭 食道

こんにちは!

imok株式会社

柔道整復師の池田です。

今回は消化器系、咽頭から食道にかけてをご説明していきます。

前回の口腔編とあわせてご覧ください!

https://imok-academy.com/digestive-organ-2

 

咽頭とは

咽頭(いんとう)とは3つの部位で構成されます。

咽頭鼻部、咽頭口部、咽頭喉頭部の3つになりますが、そこまで重要ではなさそうなので、鼻の奥、口の奥、喉の奥の下ぐらいで覚えておいて下さい。

この3つ構成される咽頭から食道に移行するのですが、咽頭喉頭部から先が食道になります。

咽頭VISIBLE BODYで作成

この咽頭喉頭部(喉の奥の下)は、気管と食道に分岐するため、喉頭蓋(こうとうがい)と呼ばれる蓋がついており、空気と食べ物をふるいにかけてくれています。

 急いでラーメンなどの麺類を食べた時に起こる「むせる」と言う状態は、咽頭蓋が閉まらず、なにかしらの異物が気管に入った時に起こる「咳反射」によるものです。

 前回も書かせて頂きましたが、食べ物は基本的に雑菌まみれになりますので、胃に入って胃酸で殺菌をされることが大切な訳ですが、肺に入ってしまうと、殺菌をすることが出来ず、食べ物に付着している細菌によって肺炎を起こしてしまうのが、いわゆる「誤嚥性肺炎」となります。

 そして、むせた後に鼻から出て切るラーメンは、咽頭口部(口の奥)と咽頭鼻部(鼻の奥)が繋がっているからです(笑)

 ここまでの流れを整理すると、口腔内で噛み砕かれた食べ物が唾液と混ざり食塊となって咽頭に運ばれます。

 この時、嚥下反射というものが起きて、食塊を飲み込み、咽頭喉頭部まで運ばれますが、誤って気管に入ってしまった場合は、咳反射によってラーメンが鼻から出てくるということです(笑)

 嚥下反射も咳反射も脳幹レベルでの反射になりますので、脳幹にダメージを負ってしまうと、このような反応も起きなくなってしまうのです。

食道とは

食道は全長約25cmほどの長さがあり、筋肉の筒で出来ています。食べ物が進む速さは、1秒間に4㎝と言われており、食べ物を飲み込んでから、およそ6秒で胃に到達します。

 そして、食道には狭窄部位と呼ばれる部分があり、構造的に3つ通り道が狭くなっている事になります。

 その為というわけではないですが、食塊がスムーズに運ばれるように、食道でも「蠕動運動(ぜんどううんどう)」という、ミミズが這う様なウネウネした動きによって、食道は食べ物を胃に向かって運びます。

 食べた物は、重力によって胃まで到達している訳ではなく、この蠕動(ぜんどう)運動によって運ばれている為、食べた後に逆立ちをしていたとしても、食べ物は胃まで運ばれていきます。

 ちなみに「蠕動運動」と聴くと、「食道」よりも「腸」を思い浮かべる方が多いかと思いますが、両方とも反射的に起きるものであり、胃や腸の壁にある神経が刺激されると起こります。

 食事をした後に、ウ○チをしたくなるのは、このような反射が起こっているからなんですね。

 ちなみに、蠕動運動のような働きは中枢神経系でコントロールしているわけではなく、胃や腸が自律的に働く反応になりますので、腸は「第2の脳」なんて呼ばれていますね!

まとめ

・咽頭は3つの部位にわけられる

・咽頭喉頭部では食道と連結する

・咽頭喉頭部では、気管と食道で分岐するが、喉頭蓋によって気管への異物混入を防いでいる

・誤嚥した場合は、咳反射によって吐き出される

・食道は狭窄部位が3つある

・食道は蠕動運動によって食べ物を胃に運ぶ

・胃や腸も蠕動運動を行うが、中枢神経を介さない自立運動なので、第2の脳と呼ばれている

最後までお読みいただきありがとうございました!

 

imok株式会社

池田倫大

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