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トレーナーのビジネスパフォーマンス

ビジネスパーソンズパフォーマンスピラミッド

こんにちわ

トレーナーの小林俊夫です

本日はトレーナーのビジネスパフォーマンスを上げる為の考え方について、お話させて頂きます

ビジネスパーソンのパフォーマンスピラミッド

ビジネスパーソンとしてのパフォーマンスを高めようと思った場合、どの様な能力を高めれば良いのでしょうか?

 トレーナーやインストラクターをはじめとする運動指導者や医療従事者の方は、「専門知識や技術」を高めることに終始しがちですが、専門知識や技術が高ければ、ビジネスパーソンとしてのパフォーマンスが高まり、いわゆる稼げるトレーナーになるのでしょうか?

もちろん答えはNOですよね

 私達は、日頃お客様や選手に対して、パフォーマンスピラミッドの解説を行う事が多々あるかと思います

 パフォーマンスを高めようと思った場合、先ずは土台となるモビリティやスタビリティを高め、次に筋力やスピードを含むパワーを高め、その上に野球やサッカーなどをはじめとした、スポーツに特異的なスキルを高めることが大切です

技術練習も大切ですが、土台を広く、大きくしていきましょう!と

 これと全く同じであり、ビジネスパーソンとしてのパフォーマンスを高めようと思った場合、運動指導者や医療従事者の専門知識や技術というのは、スポーツ選手でいうスキルに当たりますので、先ず高めるべきは土台です

それでは、土台が何に当たるのか?ということを考えると以下になります

 

ビジネスパーソンズパフォーマンスピラミッド

私はこれを「ビジネスパーソンズパフォーマンスピラミッド」と名付けています

フィットネス業界と専門力

 実際にフィットネス業界を見渡してみると、専門知識や技術が豊富なトレーナーが創った企業が業界No1なのか?というと、そんなことはありませんよね

 ひと昔前であれば、いわゆる総合型フィットネスクラブの大手が、業界内での売り上げ1位~5位を独占していました

 そこから、中高年を対象としたサーキットトレーニングで有名なカーブスや、「結果にコミット」&特徴的な音楽と回るCMで有名になったライザップ、暗闇フィットネスなどが流行り、あっという間に業界地図を塗り替えていった訳ですが、それらの企業は専門知識や技術が圧倒的に高いから、一気に売り上げを上げていったのでしょうか?

 そうではなく、専門知識や技術よりも、土台が広く、大きい企業が活躍をしている訳ですよね?

 そして、もっとミクロなレベルで見ていくと、ずっとトレーナーになりたくて、体育系の専門学校や大学を出て、フィットネスクラブやジムでアルバイトをしながら、徹底的に専門知識や技術の学びを積み重ねてトレーナーになりました!という人よりも、全く別の業種で社会人として働き、そこからトレーナーに転身をした方の方が、売り上げが多かったりすることが多々あります

もちろん、売り上げが全てではありませんが

お客様に貢献をしたいならばビジネス力を身につけよう

トレーナーは、お金を稼ぐことを「悪」の様に考える方もいますが、基本的にしっかりとした利益を稼ぎ続けなければ、どれだけ専門知識や技術が高かったとしても、お客様に貢献をし続けることは出来ません

 せっかく、素晴らしいジムやスタジオを起ち上げ、超一流のサービスを提供し始めたとしても、倒産や閉店してしまっては、お客様がそのスタジオに継続して通う事は出来ませんよね?

 また、しっかりと利益を上げることが出来れば、その利益によって、素晴らしい人材を雇用したり、研修を受けて更に知識や技術に磨きをかけたり、より良い器具を購入したりすることを通して、お客様により高い価値を還元する事ができます

 別の職業で考えてみても、英語の先生が英語について学んでいる事は当たり前であり、英語について詳しいからといって、教え方が上手い訳でもなければ、英語の知識レベルが同じだとしても、収入は人によって大きな格差がありますよね

 その為、我々トレーナーも、身体や運動に関する専門知識や技術について学んでいる事は、当たり前の事であり、それ以外の能力も如何に高めていくかが、本当の意味でお客様に貢献する為にも大切です

 そして、見方を変えれば、大きな専門力に見合った土台を創っていけば、トレーナーやインストラクター、医療従事者の方は、最強のビジネスパーソンになれる訳です

ということで、自分自身&お客様の「I am OK You are OK」に貢献をする為、トレーナービジネスについて、これから色々と記事を書いていきたいと思います