神経系と感覚器のしくみ

脳の基本構造|神経細胞とグリア細胞

 こんにちわ

本日は脳の基本構造についてお話させて頂きますが、脳は中枢神経の一部になりますので、中枢神経から解説していきたいと思います

中枢神経とは

まずは、中枢神経とは「脳」と「脊髄」のこと指します

英語だとCentral Nervous SystemやCNSと記載されていことが多く、専門書などを読んでいてCNSと出ていたら、中枢神経のことだなと

中枢神経は名前の通りで、運動のプログラムを作成したり、思考をしたり、感覚を感じ取ったりする神経の中心となる大切な所です

脳の基本

 脳は、中心と成る大切な部分ですので、簡単に損傷をしたりすることが無い様に、頭蓋骨という硬い骨と、硬膜、くも膜、軟膜という3つの膜によって守られています

ちなみに、このくも膜の下で出血したりするのが、医療ドラマなどで耳にしたりすることが多い「クモ膜下出血」ですね

脳の平均的な重さは1200~1500g。かのアインシュタインの脳みそも1200gだったと言われている為、どうやら脳みその重さと頭の良さは関係がなさそうです

そして、脳は体重の2%の重さしかありませんが、約20%のエネルギーを脳が消費していると言われるくらいに、かなりのエネルギーを必要とします

また、これだけエネルギーを必要とする脳のエネルギーは、ブドウ糖になりますので、無理な低糖質ダイエットなどを行うと、たしかにケトン体をエネルギーの代用品として用いることが出来るとしても、それはハイオク自動車に軽油を入れて走っている様なものですので、パフォーマンスが低下をすると考えられます

 表面の溝を「脳溝」といい、盛り上がっている部分を「脳回」といいます

また、いわゆる「大脳皮質」にあたる脳の表層を構成する部分を「灰白質」といい、細胞体や介在ニューロン、無随線維で構成され、深部を構成する部分を「白質」といい、軸索や髄鞘からなります

脳の部位

脳は、大きく大脳、間脳、脳幹、小脳に分けられます

大脳は脳全体の85%を占め、思考や感情をはじめ、「人間らしさ」を備えている部分です

間脳は、大きく分けると感覚の中継地点となる視床と自律神経系の最高中枢である視床下部により構成されています

そして、脳幹は生命維持に関わる部位であり、上から中脳、橋、延髄の3つに分けられます

最後に、脳幹の後ろ側に位置し、脳幹と「脚部」で密接に繋がり、感覚や運動機能、協調性などを司る小脳が存在します

それぞれの機能や役割については、また別の回で説明していきますね

神経細胞(ニューロン)とグリア細胞

 そして、こうした神経系の細胞は、情報伝達に関わる「神経細胞(ニューロン)」とそれを支え、神経細胞の90%を占める「グリア細胞(神経膠細胞)」から構成されています

グリア細胞とは

 はじめにグリア細胞から説明していくと、「グリア」とは、ギリシャ語で「膠(にかわ)」という意味で、グリア細胞は神経細胞と血管の間にあり、神経細胞に寄り添う様に存在しています

 栄養を供給している星の形をした「アストロサイト(星状グリア細胞)」と、小型で突起が少なく、軸索に巻き付く様に「髄鞘(ミエリン)」を形成するオリゴデンドロサイト(希突起膠細胞)」が存在

脳の「白質」が白く見えるのは、このオリゴデンドロサイトによるもの

そして、オリゴデンドロサイトが髄鞘を形成することで、いわゆる「跳躍電動」が起こり、情報が伝わるスピードを速くしてくれているんですね

最近の研究では、グリア細胞も情報処理に大きく関わっていると考えられています

中枢神経では希突起膠細胞が軸索を構成しているが、末梢神経ではシュワン細胞が髄鞘を形成している

神経細胞(ニューロン)とは

神経細胞である、いわゆるニューロンを構成するものは以下の3つ

細胞体:中心にDNAを含む核が存在し、その周りを細胞質が取り囲んでいます。

細胞質には、ミトコンドリアやゴルジ装置などが存在し、細胞活動に必要なタンパク質が作られる

樹状突起:細胞体や軸索から木の枝の様に伸びた、情報を受け取る突起であり、シナプス入力を処理して、電気信号に変える役割を持つ

軸索:細胞体から長く伸びた情報を伝える突起であり、次のニューロンや効果器に情報を伝える。グリア細胞の膜である髄鞘で覆われた有髄線維と髄鞘をもたない無髄線維に分類される。

ニューロンの種類

ニューロンにもいくつか種類があり、以下の様に分類されます

単極性ニューロン:突起が一本だけのもの。下等動物に多い

双極性ニューロン:細胞体を中心として、それぞれ反対側から突起が出ているもの。感覚を伝える感覚ニューロンに多い

多極性ニューロン:突起が3本以上出ているもの。脳の大半を構成する

 今回は脳を構成する神経細胞とグリア細胞についてみていきました

次回は「神経伝達のしくみ」についてみていきたいと思います

 

 

 

 

 

ABOUT ME
Toshio Kobayashi
Toshio Kobayashi
imok株式会社(アイモック)代表取締役/猫背改善専門スタジオ「きゃっとばっく」代表。  トレーナーとして活動をしながら2008年、2009年にアメリカへピラティスの研修を受けに行き、マスタートレーナーの認定を取得。その後、2010年に医療系国家資格を取得。  現在はスタジオの経営、メディアの監修及び出演、全国での研修及び講演、ピラティスリフォーマーの製造及び販売をしながら、姿勢&機能改善、パフォーマンスアップ専門のトレーナーとして、世界中に「I am OK You are OKな人」を増やす為に活動中。