栄養&消化&免疫

カフェインを摂ると元気になる理由

こんにちは。
分子栄養学認定カウンセラーの千野ひとみです。

今日は、カフェインが身体に与える影響についてお伝えしていきます。

カフェインで元気が出る理由

「朝は、コーヒーを飲まないと始まらない」「仕事を頑張る時は、エナジードリンクを飲む!」なんて方も多いのではないでしょうか?

私たちは、カフェインを摂ることで、頑張れる、元気が出る、活力が沸くといったことを知っています。
では、なぜカフェインを摂ると元気が出るのでしょうか。

カフェインはアドレナリンを分泌させる

カフェインは、血糖値や血圧を上昇させる作用があるため、一時的に元気になった気分になるんです。

カフェインは、副腎という臓器に働きかけて、アドレナリンやコルチゾールを分泌させることで、肝臓に蓄えられているグリコーゲン(糖)を分解して血糖値を上げます。
糖は、私たちのエネルギー源となるものですので、カフェインを摂ることでエネルギーが生み出されて、元気になるんですね。

ですが、カフェインの摂り過ぎには要注意です。

なぜなら、肝臓のグリコーゲンやコルチゾールは、本来であれば、夜間などの空腹時に血糖値を保つべきものなのですが、カフェインを摂ることで無駄に消耗されてしまうんです。
そのため、食事の間隔が空いた場合、空腹時の血糖値が保てずに、イライラしたり、甘いものが欲しくなったり、睡眠が浅いなどといった、低血糖の症状が出てきてしまいます。

アデノシンの作用を抑制させる

カフェインには、眠気に関わるアデノシンという物質の働きを抑える作用があります。
そのため、間接的に、脳を覚醒、興奮させて、私たちは元気になるんですね。

コーヒーのイラスト
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カフェインは、電子伝達系の補酵素

カフェインは、エネルギーをつくる回路である、電子伝達系の補酵素として使われます。

電子伝達系が動くためには、TCA回路で得たNADHやFADH₂などが必要ですが、さらに、補酵素としてカフェインが使われます。

そのため、カフェインを摂取すると、電子伝達系が回り、多くのエネルギーがつくられて、活力が沸くんです。

ですが、カフェインを摂り過ぎると、協働して働く他の補酵素、ビタミンB₂やコエンザイムQ10、ビタミンE等が急激に消耗してしまいます。
すると、カフェインを摂取している時は元気かもしれませんが、カフェインが切れた場合、強い疲労症状やダルさを引き起こします。

カフェインが含まれるもの

カフェインは、コーヒー、緑茶、ココアなど、様々なものに含まれます。
また、エナジードリンクや眠気覚ましのドリンクには、多くのカフェインが含まれることもあります。

カフェインの1日の摂取量

日本の食品安全委員会では、カフェインに対する感受性は個人差が大きいため、健康に及ぼす影響を正確に評価することは難しいとして、カフェインの一日摂取許容量(ADI)は設定されていません。

一方、海外では様々な意見書や情報を公開しています。

朝や仕事中にコーヒーを、食事中には緑茶、さらにチョコレートを食べたりすることで、知らず知らずのうちにカフェイン摂取量が多くなっているかもしれません。

 

カフェインを摂取している時は元気かもしれませんが、カフェインが切れてしまうと、精神的にも身体的にも不調が起きてしまいます。
特に、ストレスを抱えて副腎の機能が低下している方にとっては、さらなる悪影響を及ぼします。

カフェインの摂り過ぎが思い当たる方は、少しずつ減らしてみてくださいね。