神経系と感覚器のしくみ

感覚器とは?|体性感覚と内臓感覚

こんにちわ。

imok株式会社の小林俊夫です。

今日は姿勢のコントロールや運動において重要な「感覚器」や「感覚」について考えていきたいと思います。

感覚器とは

まず「感覚器」とは、以下のことを指します

身体の内や外で起こる変化を刺激として受容し、中枢神経系に伝える器官

分かりやすい言葉で説明をすると、「感覚器」というセンサーによって、身体の内側や外側で起こる変化を感じ取り、その刺激を「知覚神経」という求心性の神経を介して、「脊髄」や「脳」などの「中枢」に伝えていく訳ですね

 

 日頃から私達は、身体中のセンサーが働いて、様々な感覚情報を脳に送っており、大量の感覚情報を通じて、身体の内外の変化を感じ取ることで、「これから何が起こるのか?」といったことを「予測」し、生存の確率を高めようとしているということが考えられます。

感覚とは

 そして、こうした「感覚器」というセンサーによって得られる感覚にはどういったものがあるか?というと、先ずは以下の2つに分かれます。

  • 一般感覚(体性感覚、内臓感覚)
  • 特殊感覚

 更に掘り下げてみていくと、「一般感覚」は「体性感覚」と「内臓感覚」の2つに分けられ、更には、「体性感覚」は「表在感覚」と「深部感覚(固有感覚)」に分けられます。

ここまでをまとめてみると以下の様になります。

・特殊感覚

・体性感覚ー表在感覚

     ー深部感覚(固有感覚)

・内臓感覚

特殊感覚とは

「特殊感覚」について説明をすると、「特殊感覚」とは、いわゆる「五感」のことを指します。

「五感」とは、以下の5つの感覚のことを指しますが、触覚以外は、「目」や「耳」などの様に、それぞれの感覚に対応する「特殊な感覚器」を有している為「特殊感覚」と言われています。

 

  • 視覚
  • 聴覚
  • 嗅覚
  • 味覚
  • 触覚

そして、勘の良い方は気が付かれたかもしれませんが、この「特殊感覚」に対応する感覚器のほとんどが、頭部に集まっているんですね!

その為、スマートフォンやパソコンを長時間使用する生活が続き、頭が前に突き出たいわゆる「フォワードヘッド姿勢」の場合、こうした感覚器も影響を受けることが考えられますよね

内臓感覚とは

内臓感覚とは、お腹が空いた~といった「空腹感」や「喉の渇き」、「便意」、「尿意」にはじまり、吐き気や胃が痛いなどといった「内臓の痛み」などの内臓から得られる感覚を指します

 ちなみに内臓は迷走神経などが支配をしていますが、迷走神経は副神経と繋がりがあり、内臓-体性反射といって、内臓に問題があると副神経が支配をする、僧帽筋や胸鎖乳突筋などにも影響が出ることが考えられます

体性感覚とは

最後に、体性感覚とは、皮膚などの身体の表面にセンサーである「感覚器」が存在する「表在感覚(皮膚感覚)」と、筋肉や腱、関節などの身体の深部にセンサーである「感覚器」が存在する「深部感覚(固有感覚)」とが存在します

もう少し具体的に見ていくと、以下の様になります

表在感覚 触圧覚、振動覚、冷覚、温覚、侵害受容刺激など
深部感覚 位置覚、運動覚、重量覚、筋の伸長、張力、侵害受容刺激など

 

例えば、目を閉じた状態でも肌に何かが触れれば、何か当たっている事を感じ取ることが出来ますよね?

これはいわゆる触圧覚などによるものです

更には、目を閉じた状態で「肩関節 外転 80度の位置まで腕を上げてください」と言われたとしても、80度の位置まで上げられるのは、位置覚などによるものです

この様に、私達は視覚に頼らなくても、表在感覚や深部感覚(固有感覚)によって、身体の状態を把握する事が出来るんですね

そして、感覚器から得られる情報をもとに、自然と最適な姿勢や動きを脳が選択をしていますので、キレイな姿勢を創ろうと思ったら、先ずはこうしたインプットが適切に行われていることが重要です!

ABOUT ME
Toshio Kobayashi
Toshio Kobayashi
imok株式会社(アイモック)代表取締役/猫背改善専門スタジオ「きゃっとばっく」代表。  トレーナーとして活動をしながら2008年、2009年にアメリカへピラティスの研修を受けに行き、マスタートレーナーの認定を取得。その後、2010年に医療系国家資格を取得。  現在はスタジオの経営、メディアの監修及び出演、全国での研修及び講演、ピラティスリフォーマーの製造及び販売をしながら、姿勢&機能改善、パフォーマンスアップ専門のトレーナーとして、世界中に「I am OK You are OKな人」を増やす為に活動中。