こんにちは。
imok株式会社の千野ひとみです。
突然ですが、こんな症状ありませんか?
一見、怠けているだけに見えがちな症状ですが、もしかしたら「副腎疲労」かもしれません。
副腎疲労って?
副腎疲労とは、その名の通り、副腎(ふくじん)が疲労している状態です。
主にストレスと栄養失調、体内の炎症がきっかけで「うつ病」のような症状をもたらす病気です。
副腎は、腎臓の上にある、小さなピラミッドのような形をした臓器です。
直径3cm程のとても小さな臓器ですが、脳からの指令に応じて様々なホルモンを分泌し、生体を維持するためにとても重要な役割を果たしています。
数多く分泌されるホルモンの中でも、最も重要なのが、元気を出させたり、ストレスを打ち消す働きを持つ「コルチゾール」です。
コルチゾールの分泌量は、1日のうちで大きく変動します。
早朝に最も多く分泌され、昼過ぎには減り始め、夜にはほとんど出なくなります。
ですが、長期間に渡ってストレスを受け続けたり、体内に炎症が起きると、身体を守るためにコルチゾールが1日中出続けるようになります。
この状態が続くと、副腎がどんどん疲労し、ついにはコルチゾールが出なくなります。
こういった状態を「副腎疲労」と言います。
副腎は栄養素の要求度が高い臓器であり、副腎疲労は栄養療法や自然治癒が功を奏する病気と言われ、ストレスや炎症が無ければ、食事やサプリメントの工夫により、自分で治すことができるものと考えられています。
副腎疲労の原因
①24時間続くストレス
副腎から出るコルチゾールは、24時間の日内変動を繰り返しています。朝8時にはピークを迎え、夕方過ぎにはかなり少なくなり、夜中にはほとんど出ることはありません。副腎が、夜に休息をとることで、毎日絶え間なくコルチゾールを分泌できる能力を保っています。
しかし、昼夜問わず働いている人、シフト制で生活スタイルが不規則な人などは、夜間にもコルチゾールが分泌されます。夜にストレスが持ち込まれると、副腎は夜までコルチゾールを分泌せざるを得なくなります。これが数か月から数年続くと副腎は疲弊していきます。
②慢性の炎症
コルチゾールは、炎症を抑える役割があります。
ケガや風邪をひいた時などは大量に放出されます。一時的なものであれば問題ありませんが、それが数週間、数か月続くと、副腎にかなりの負担を強いることになります。
炎症とは、自覚症状のないものがとても多く存在します。肝機能障害や脂肪肝、上咽頭炎や腸内環境の悪化、ヘリコバクタピロリ菌などは、要注意です。
③食事が悪い
糖質過多の食事や、朝食を抜くなど、血糖値のコントロールがうまくいかなくなることが問題です。副腎疲労になると、コルチゾール分泌が低下するため、糖新生がうまくいかなくなり、低血糖を起こしやすくなります。
今回は、副腎疲労の症状と原因についてお伝えしました。
最も効果的な改善方法は、ストレスを受けるものから離れることですね。
また次回、改善方法などを説明していきます。