こんにちは!
imok株式会社
柔道整復師の池田倫大です。
今回のテーマは、出産後に悩まされる「尿漏れ」についてお伝えしていきます!
妊娠から出産後にかけて、女性の体は目まぐるしく変化していきます。
その中でも、出産後の「尿もれ」は、非常にデリケートな問題でもあると思います。
悩んでいる人は多いのですが、信頼関係が成り立っている方にしか直接的にお伝え出来ないため、「尿もれ」について教えてくれる人が限られてしまう。
私も、クライアントの方が「尿もれを改善したい」と仰って下さったら、とても楽なのですが・・・
なかなか初対面や関係性が薄い方には言いずらいですよね。
なので、「尿もれ」については文章を使いご案内をしていきますので、お悩みの方は是非ご参考にして頂けたら幸いです。
また同じ悩みを持っているママ友にも教えてあげてください(笑)
尿漏れの原因
出産後、なぜ尿もれは起こるのか?
結論をお伝えすると、おしっこを止めるための筋肉が出産によって弱くなってしまった事が原因になります。
原因となる筋肉は、骨盤底筋群(こつばんていきんぐん)という筋肉になります。
最近は、TVや本でも紹介されることが多い筋肉ですので、一度は耳にした事があるかもしれません。
この骨盤底筋群は、名前の通り、骨盤の底にある筋肉の総称となります。
つまり1つの筋肉を指すのではなく、複数の筋肉で構成されているという事です!
骨盤底筋群が出産により引き伸ばされ、筋肉が縮む力が弱くなるのが「尿もれ」の主な原因になります。
男性よりも女性の方が「尿もれ」を起こしやすい
そもそも男性も女性も、おしっこが出る尿道は、骨盤底筋群の隙間から出てくるのですが、男性と女性では尿道の長さが違います。
女性は骨盤底筋群を抜けた尿道の先は、外尿道口(がいにょうどうこう)と呼び、尿道の出口となります。
男性は、骨盤底筋群の先は陰茎となるので、外尿道口までの距離があります。
つまり、もとから女性の方が尿をストックしづらい体だと言えます。
出産×尿道の短さ=尿もれ
ここまでの話を整理すると、出産ではおしっこを我慢するための筋肉(骨盤底筋群)が引き伸ばされてしまい弱くなる。
男性よりも女性の方が尿道が短かいので、おしっこを溜めておくことが出来ない。
これらの理由で、尿もれを起こしやすい身体が出来てしまいます。
そして、恐ろしいのは一度弱くなった骨盤底筋群は、鍛えることをしていかないと、ずっと弱い状態なってしまう可能性があるのです。
出産後、少し落ち着きましたら専門家の元トレーニングすることをお勧めいたします!
実は、妊娠中から骨盤底筋群は弱っている
臨月にもなると、赤ちゃんの大きさは3kgにもなります。
赤ちゃんとお母さんとの間には、栄養や酸素を運ぶための胎盤が出来たり、外からの衝撃を緩和するために羊水があったり、もろもろ合わせると10kgぐらいは体重が増加します。
しかも、全体的に増加するよりは、お腹周りの集中して増加します。
すると、体の重心は必ず前方に移動させられてしまい、前に引っ張られる力に抵抗して体を後ろに反らせます。
つまり妊娠中は「反り腰」になるという事です。
反り腰になると、骨盤は前傾といった傾き方をし、骨盤の底にくっつく骨盤底筋群は、たるんでしまい筋肉としての機能が弱くなってしまいます。
妊娠中は、骨盤底筋群の緩みによる筋肉の緩やかな機能低下
出産後は、骨盤底筋群の伸長による筋肉の急激な機能低下
上記2点の問題によって、骨盤底筋群の機能は低下し、尿の蛇口として機能する筋肉が働かなくなり、不意な時に「尿漏れ」を起こしてしまうのです。
「尿漏れ」を改善するには!
一番効果的なのは、やはり目的に合わせた「運動」になります!
なぜなら、尿もれの原因は骨盤底筋群の機能低下によるものなので、筋肉を鍛える必要があります。
では何をすれば良いのか??
筋肉トレーニングや運動にも様々な「やり方」があります。
例えば、「ヨガ」や「ピラティス」や「水泳」や「骨盤体操」は運動の中の1つになります。
よくご質問される内容として、「何が一番効果的な運動ですか?」という質問です。
つまり、尿もれ改善に一番効果的な運動は何なのか??
出来るだけ効率よくトレーニングをしたいと思うのは当然のことだと思います。
ちなみに、皆さんは上記運動の中で一番「出産後の尿漏れ改善」に良い運動はどれだと思いますか?
・・・・
・・・・・
・・・・・・
正解は・・・
どれでもないですし、どれでもあるかもしれないという事です。
ハッキリしなくて申し訳ないです。。。
ただ、上記のような「やり方」は1つの手段になりますので、どれが一番「尿漏れ改善」に良いわけではありません。
例えば、「ヨガのこのポーズは骨盤底筋群を鍛えるのに効果的だ!」と言えるものもあれば、ピラティスのリフォーマーという器具を使ったこの運動も、骨盤底筋群を鍛えるのに効果的だね」とも言えるからです!
ですので、「ヨガをやっていれば良い」や「ピラティスをしていれば安心」というわけではないのです。
どんな「運動」がオススメか?
先にもお伝えしましたが、骨盤底筋群は骨盤の底にある筋肉群になり、骨盤の状態に左右されます。
妊娠中の女性は、骨盤が前傾(ぜんけい)してしまうため、骨盤底筋群が弱くなります。
妊娠をしていなくても、男性であっても、骨盤が前傾している方は、骨盤底筋群が弱くなってしまいます。
つまり「反り腰」の方は、骨盤底筋群が弱くなっていると考えてい頂ければと思います。
ではどうすれば良いのか???
もうお分かりですね(笑)
骨盤の前傾を改善するためのトレーニングをすれば良いのです!
骨盤を前傾させてしまう筋肉はたくさんあります。
特に、ももの前側の筋肉や腰の筋肉が要注意です!
具体的な改善方法は人のよって多少の違いがあるので、ご案内が出来ないのですが、ざっくりと説明すると、骨盤を前傾させてしまう筋肉を緩めて(ももの前側の筋肉や腰の筋肉)、骨盤を後傾させる筋肉を鍛える(ももの裏側の筋肉や、内腿の筋肉)事が重要です!
他にもお腹のトレーニングも必要だったりしますので、「尿漏れ」でお悩みの方は、運動を専門とした施設で、改善されるのがベストとなります!
私の経験上、お一人では治す事が難しく、かといって簡単に相談できるような問題でもないので、問題を先送りにされてしまう方が多いように感じます。
体は良くも悪くも順応してしまうので、弱くなった骨盤底筋群が当たり前になってしまったり、反り腰の姿勢が当たり前にならないように、信頼できるスタジオで一刻も早く改善を目指してみてください!
もちろん、私たちが活動している猫背改善専門スタジオ「きゃっとばっく」は信頼できるスタジオになりますので、お近くに店舗がある方は、池田のブログを見たとお伝え頂ければ、専門家が対応させて頂きます!
まとめ
・尿もれの原因は骨盤底筋群という筋肉が弱くなってしまう事が原因
・骨盤底筋群を鍛えるには、骨盤を後傾させる事が必要
・骨盤を後傾させるためには、運動やトレーニングが必要不可欠
・「ヨガ」や「ピラティス」が良いわけではなく、目的にそった運動方法が大事
・お悩みの方は「きゃっとばっく」まで(笑)
最後までお読み頂き有難うございました!
imok株式会社
池田倫大
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