fbpx
リフォーマー&ボディワークと機能解剖

肩関節の機能解剖①~肩の特徴と肩甲上腕リズム~

こんにちは。

imok株式会社の中北貴之です。

本日は肩関節の機能解剖についてお話します。

今回は肩関節の機能解剖の初回なので、まずは全体像からみていきましょう。

肩関節複合体

肩関節は上腕骨・肩甲骨・鎖骨の3つの骨性要素と、それに付随する軟部組織によって構成されています。

よく「肩関節複合体」なんていわれますね。

一般の方は肩といえば肩甲上腕関節のことを指すかと思いますが、前述の通り複数の骨が関与しますので、当然ながら関節も複数になります。

そして、肩関節複合体は「解剖学的関節」と「機能学的関節」に分かれます。

解剖学的関節

滑膜や関節包が存在する本来の関節構造をしている。

・肩甲上腕関節

・肩鎖関節

・胸鎖関節

機能学的関節

滑膜組織は存在せず、解剖学的関節の機能を補助する。

・肩甲胸郭関節

・CCメカニズム

・第2肩関節

それぞれの詳細に関しては、今後少しずつご紹介していきたいと思います。

肩甲上腕リズム

時は1930年、Codmanが初めて肩甲上腕リズムに関する報告したと言われています。

肩甲上腕リズムとは、上腕骨と肩甲骨の動きの比率のことです。

その後、Innmanらがその割合は「上腕骨:肩甲骨=2:1」と報告して一般的な見解となりました。

が、しか~し!

その後も肩甲上腕リズムに関する様々な研究がなされ、その比率も挙上角度によって異なることが分かっています。

例えば、竹井らは側臥位での肩関節屈曲において、

・0°~90°は約2.7:1

・90°~150°は約1.6:1

・150°~170°は約1.4:1

という報告をしています。

他にも、近らによると外転25°では2:1だが、挙上角度が増大するにつれて比率は低下し、肩甲骨の運動が大きくなるとしています。

とにもかくにも、研究者によって数値の違いや動態の違いはありますが、

・下垂位に近いほど上腕骨の動く割合が高い

・挙上位になるほど肩甲骨の割合が高くなる

ということは共通しているようです。

 

最後に、肩に介入する際は肩甲上腕関節だけではなく、肩関節複合体として捉えましょうというお話をしました。

そうなると、肩甲胸郭関節は肋骨の影響も受けるし、肋骨は脊柱の影響も受けるし、脊柱は骨盤の影響もうけるし・・・

という具合にカラダ全体に広がっていきますね。

そのため、どこに問題があるのかを見極めるためには結局のところ全身の評価が必要になります。

「木を見て森を見ず」

にならないように。反対に、

「森を見て木を見ず」

にもならないように。

ミクロな評価もマクロな評価も大切ですね。

最後までお読みいただき、ありがとうございました。

imokでは定期的に全国でセミナーも開催しておりますので、学びを深めたい方はぜひお待ちしております。

セミナー講師
imok'sセミナーボディワークやピラティスマシンを活用し、効果的に姿勢改善や機能改善、パフォーマンスアップする為のセミナーを全国各地で開催しております。 ...

 

imok株式会社

中北貴之

中北貴之
ABOUT ME
中北貴之
中北貴之
理学療法士/imok Technical Director/大手フィットネスクラブにて活動後、痛みを抱えているお客様をサポート出来る様になりたいと、理学療法士の学校へ進学。卒業後は理学療法士として整形外科クリニックへ勤務。理学療法士として活動をしながら、トレーニングやコンディショニングの学びを続け、2018年4月よりimok株式会社へ参画。治療からコンディショニング、パフォーマンスアップまでを行えるコンディショニングコーチとして幅広く活動中。