こんにちは。
imok株式会社で活動している、健康経営アドバイザーの中北です。
皆さん自身や、周りの方で肩こりをお持ちの方は多くいらっしゃるかと思います。
本日は、日本人の国民病とも言える肩こりの改善エクササイズをご紹介いたします。
肩こりがある人の割合
冒頭で、肩こりは国民病であるというお話をしましたが、実際に厚生労働省が定期的に実施している『国民生活基礎調査』における有訴者率の調査では、肩こりは女性で第一位、男性では第二位という結果でした。
※有訴者率とは、病気やケガなどで何かしらの自覚症状がある人の割合のことです。
※平成28年国民生活基礎調査を参考に作図
このように、男女共に肩こりは多くの人が悩んでいる症状の一つであることが分かります。
デスクワークと肩こりの関係
肩こりのお悩みは、デスクワーク業務の時間が長い方に多いようです。
なぜデスクワーク時間が長くなると、肩こりが生じやすくなるのかというと、
”肩と頭の位置”
が関係します。
肩こりは内科疾患や歯科疾患が原因で生じるものもありますが、筋肉の硬さが原因による肩こりの場合は、筋肉に過度な負担が掛かることで生じます。そして、筋肉にとって大きな負担となるのが“頭の重さ”です。
頭の重さは5~6kgあると言われていますので、大きなスイカ1玉くらいの重さを想像してみてください。
皆さんがスーパーでスイカを買い、袋に入れて持ち帰る時に、体の近くでスイカを持っている場合よりも、体の遠くでスイカを持っている場合の方が、はるかに腕は疲れますよね。
同様に、肩の位置よりも頭が前に出てしまうと、それだけ頭を支える筋肉には負担が掛かって疲れてしまいます。
そして、筋肉に疲れが溜まると痛みを感じる物質が体内から分泌されるため、肩こりとして脳に伝わります。
デスクワーク姿勢では頭が前に出やすくなるため、デスクワーク業務が多い方は肩こりになりやすいというわけですね。
なお、肩よりも頭が5cm前に出ると、良い姿勢に比べて首には2倍の負担が掛かり、10cm前に出ると4倍の負担が掛かると言われています。
「じゃあ常に頭を真っすぐに保てば良いじゃないか!」
と思われる方もいらっしゃるかもしれませんが、頭は少し前に出ていた方が眼球運動の反応が良くなり、作業効率が良くなることが研究で示唆されています。
そのため、作業中に姿勢を気にするのではなく、いかにリセット出来るかということが重要です。もちろん、過度に頭が前に出てしまうことは作業効率も低下してしまうため気をつけましょう。
姿勢チェック
それでは、ご自身の”肩と頭の位置”がどうなっているのかを確認してみましょう。
ご自身の姿勢を横から見た時に、「肩の外側のでっぱった部分」と「耳の穴」が同じラインに揃っている状態が理想的です。
肩こり改善エクササイズ
今回ご紹介する肩こり改善エクササイズは、運動が苦手だという方でも簡単に行える、背中のストレッチです!
①四つ這いになり、右手を左手の前に着きます。
②お尻をまっすぐ後方に引き、背中を伸ばしましょう。
③呼吸をゆっくりと5回行います。
④反対側も同様に行いましょう!
職場で四つ這いになることは難しいかと思いますので、帰宅後にテレビCMの間やお風呂上り、寝る前など、ちょっとした時間で行ってみてください♪
最後までお読みいただき、ありがとうございました。
imok株式会社
中北貴之