栄養&消化&免疫

コロナウィルスに打ち勝つために | ビタミンD

こんにちは。
分子栄養学認定カウンセラーの千野ひとみです。

昨年から引き続き、コロナウィルスの感染が広がっていますね。
マスクや消毒、外出を控えることで人との接触機会を減らしたり、大人数での外食を制限して飛沫感染のリスクを減らしたりと、皆さん様々な対策をしていますよね。

これらに加えて「自らの免疫力を高める」、これが何より重要なことではないかと思います。

私たちの身体は、外部から侵入してきたウィルスを撃退するための仕組みを、生まれながらに備えているはずです。
ですが、偏った食生活やストレス、外部環境など、様々な影響により免疫力が低下してしまうと、いざ体内に入ってきたウィルスと戦う力がなく、結果として症状が重くなってしまうことがあります。

この、免疫力を高めるために大切な栄養素「ビタミンD」について見ていきましょう。

コロナウィルスとビタミンDとの関連を示す研究

COVID-19陽性患者の多くは、低ビタミンD状態である
Int J Infect Dis. 2021 Jan 2:S1201-9712(20)32600-X

つい先日、COVID-19陽性患者と低ビタミンD状態の関連性を示す論文が発表されました。

ビタミンD不足とCOVID-19との関連を示す研究は数多く発表されていますが、その中でもこの論文は、信用性の高いシステマティックレビューとメタ分析が行われているものです。

この研究の対象参加者は361,934人、10個の論文が使われており
「低ビタミン状態が、COVID-19感染のリスク増加と関連している」との可能性を示しました。

この他にも、新型コロナウィルスとビタミンD不足の関りを示す多くの研究発表が存在します。

46か国の研究で、ビタミンD欠乏がコロナウィルスの発症率、合併症、脂肪率と関連があった
https://www.liebertpub.com/doi/10.1089/hs.2020.0137?url_ver=Z39.88-2003&rfr_id=ori:rid:crossref.org&rfr_dat=cr_pub%20%200pubmed

これは、ビタミンD欠乏症とCOVID-19陽性率、致死率と死亡率、さらには合併症との関連を示す論文です。

ビタミンDのサプリメントは、COVID-19感染を予防または治療するための手段となり得る
Clin Investig Arterioscler. 2020 Nov – Dec; 32(6):267-277.

 

このような報告を受け、ヨーロッパの公的機関では、ビタミンDの摂取をすすめる動きが見られるようになってきています。

ビタミンDの働きとは

コロナウィルスとビタミンDとの関連を示す研究をお伝えしましたが、「ビタミンDがコロナウィルスに効果がある」というわけではなく、「ビタミンDは、免疫力と関りがある」のです。

ビタミンD

体内のビタミンD濃度が低い場合には、免疫力が低下し、コロナウィルスをはじめとする感染症に罹りやすくなるということです。

ビタミンDの働き

・免疫力の活性化
・抗ウィルス作用
・抗炎症作用

https://imok-academy.com/vitamin-d-to-improve-immunity/

 

そして、合わせて知っておいてほしいことは、ビタミンDの働きが作用するためには、マグネシウムが必要だということです。

ビタミンDだけ摂取していても、マグネシウムが足りなければ、本来の作用が生まれません。食事、時にはサプリメント、そして入浴剤を利用しながら、マグネシウムも忘れずに摂取していきましょう。

 

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