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リフォーマー&ボディワークと運動生理学

呼吸器⑤ ~おまけ 肺胞編~

こんにちは!

柔道整復師

imok株式会社の池田倫大です。

今回は、肺胞の働きと言いますか、仕組みと言いますか、ちょっとややこしい事が肺胞内で起こっていたのでご説明します。

肺胞の収縮とは

肺胞は酸素と二酸化炭素を交換する場所だという事はご説明してきました。

そもそも、肺胞というのはどうやら常に潰れようと働いているようです。

というのも、肺胞の内面には水の膜があり、肺胞内の水の膜が磁石のように引かれあい、くっつこうとしているのです。

教科書には、「表面張力」と書かれていると思います。

水というのは、小さな分子が集まって出来ており、分子同士がお互い引っ張り合って、表面積を小さくまとめようと働くようです!

肺胞の集合体が「肺」になるので、肺胞の1粒1粒が縮むことは「肺」の縮小という事になりますよね。

つまり肺胞が縮む原理は、肺胞内にある水の膜の表面張力によって縮むと言いますか、潰れるという事になります。

じゃあ、なんでずっと潰れっぱなしじゃないの?と疑問になりますよね!

陰圧と陽圧

それは、肺胞の周りが常に陰圧に保たれているからなんです。

陰圧とは物体の内部の圧力が、外部の圧力よりも低い状態を指します。

気圧は高いところから、低いところには移動するように出来ています。

この場合、肺胞内よりも肺胞外の方が気圧が低いため、肺胞内の方へ大気圧が留まりやすいことになります。

横隔膜が下がり空気が肺胞内に流入してくると、肺胞が膨らんでいき、肺胞外(胸膜腔)はどんどん陰圧になっていきます。

この状態では、肺胞外の陰圧が強いので、肺胞内の表面張力により潰れようとする力よりも、陰圧と陽圧の高低差により、膨らもうとする働く力が大きい状態となります。

しかし、横隔膜が上昇し元の位置に戻ると、肺胞外の陰圧は減少するため、肺胞が表面張力によって潰れようとします。

このように、横隔膜による呼吸と、陰圧と陽圧の関係性と、肺胞の表面張力によって潰れる力が、うまくバランスを取り合って呼吸が行われているのです。

ちなみに、気胸とい病気と言いますか、怪我をご存知でしょうか?

陰圧でないと・・・

この気胸は、肺胞外(胸膜腔)の膜に穴が開いてしまったことにより、肺胞外が大気圧と同じになり、陰圧を保てなくなって肺胞が潰れてしまうという病気になります。

つまり呼吸ができないという恐ろしい状態になります。

肺は2つあるので、その場で窒息してしまうことは無いようですが、苦しくて倒れてしまうほどなので、緊急の対応が求められます。

私の知人は、気胸で2回ほど病院に搬送されていましたが、気胸を起こすような兆候などが無く突然だったと聞きました。

最近は会っていませんが、風のうわさでは気胸が再発したとかしていないとか。

 

如何でしたか?

呼吸というのはとてもうまく出来ていますよね!

もし呼吸という作業が大変な物であれば、人間の呼吸回数は1日22000回から、1000回ぐらいに減っていたかもしれません。

呼吸を沢山する必要がある身体のため、肺胞が勝手にしぼんでくれるような省エネ機能が備わったのかもしれませんね!

次回も、呼吸器についてお伝えしていきます。

 

最後までお読みいただき有難うございました!

 

imok株式会社

池田倫大

池田倫大

 

ABOUT ME
池田倫大
池田倫大
柔道整復師/imok Education Director/スポーツクラブでインストラクターとして活動しながら、医療系の国家資格である柔道整復師の専門学校へ入学。卒業後、柔道整復師として整骨院に勤務。様々な痛みを抱える方に対し、手技療法や物理療法と運動を組み合わせた治療を行う。身体の歪みや痛みの無い身体づくりの為には、治療と並行して、継続した正しい運動習慣が重要だと感じ、治療家とトレーナーの両立を目指す。2015年4月より「世界中にI am OK You are OK な人を増やしたい」という想いに賛同し、『猫背改善専門スタジオ「きゃっとばっく」』に参画する。現在は、自らがコンディショニング指導を行いながら、後進の育成にも注力する。